時代は変わった

2011年8月8日 雑記
子供の頃、テレビを見ることはとても楽しみだった。

わりと厳しい家庭で子供がテレビを見るのは夜7時から9時までと決められていた。当時は朝ラジオだったため午前中にテレビを見るなんて夏休みや冬休みといった長期の休みのときくらいだった。
だからテレビを見るというのは非常に貴重の時間だった。夜9時以降見れるのは大晦日だけだったし・・・

一方で7時から9時は夏場はたいてい野球の放映時間だった。だから7時からやってるアニメを見るために雨が降ってくれるのを物凄く期待した時期もあった。
いずれにせよテレビというのは楽しい世界を様々な面白さを見せてくれる存在だった。

しかし…ここ数年ほとんどテレビを見なくなった。
今テレビから流れる情報がひどく偏った恣意に満ちたものであることを感じ始めたからだ。

昨日お台場でフジテレビに対する抗議デモが行われたそうだ。
韓流偏重の押し付け放送に抗議するものだったらしい。
もともとこれはある芸能人がツイッターで呟いたことから大きくなった騒動だ。
でも私に言わせてもらえれば「今更何を」的な話題だった。

フジテレビだけでなく朝日テレビもTBSもそして公共放送であるはずのNHKでさえ日本のテレビ局は報道が大なり小なり偏っている。フジテレビはその中でも非常にわかりやすく偏りを見せているに過ぎない。

私がその偏りをはっきり理解したのはあるスポーツの報道だった。
フジテレビはほとんどリアルタイムで放送できるスポーツでも何故か編集して流す。それしか見ていなかったときは別におかしく感じなかった。ただアナウンサーや解説が必要以上にやかましいと思ったくらいだった。
ところがあるときたまたま同じ映像の外国放送を見る機会があった。話している言葉が違うだけの同じ国際放送の映像であるはずなのに何故か違う。今はネット社会であるから同じ映像の外国放送をいくつも検索で得ることはそれほど難しくは無い。米・英・伊・仏・露・独…などの映像見比べた結果…おかしいのは日本の放送であることは簡単にわかった。
例を挙げると、フィギュアスケートの女子シングルがわかりやすい。拍手や歓声が足されていたり(誰に?)、逆にそれらが消されていたり(誰に?)、別の選手の得点に観客が起こしたブーイングがある選手の登場シーンにかぶせられていたり…正直何のためにそんなことをするのか普通に考えれば理解できないことを何故か行ってきたのがフジテレビだ。
得をする理由がわからないので変に勘ぐるしかない。勘ぐって考えれば不快な思惑しか思いつかない。それを思ってしまえば不愉快以外何者でもない。
わざわざテレビを見て不愉快になる必要は無い。だからそれに気づいてからは私はフジテレビでスポーツを見なくなった。フィギュアスケートは主にフジテレビが多いがNHKで見れなければワールドスポーツにする。

正直私は今更デモをしたところでフジテレビがその偏見放送をやめるとは思わない。よりわかりにくいようにやるだけだと思う。
そしてフジテレビだけでなくほかの放送局も多かれ少なかれ偏っているのでこれからもそうなのだろうと思うだけだ。

かつてテレビはいろんなことを教えてくれる魔法の箱だった。
しかし今はそうではない。正しい部分もあるのだろうがそれはほんの少しかもしれないと思っていたほうがいい。

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