所詮雇われの身

2011年4月27日 雑記
今の会社に入社したときの条件が前の会社の給与の保障だった。
それで基本給と交通費、そして掃除や勤務時間後30分は残業がつかないこと更には年間105日の休みが保障できないことからそのための補填として準備手当てというものがついた。そして何より残業代、前の会社ではつかなかったのでこれは本当にうれしかった。

それでも事務員の残業などたかがしれている。残業できるのは月末月初め位で繁忙期に工場を手伝ったりしない限り月2時間から多くて5時間程度。3~7千円程度だった。

ところが今年の2月に会社に労務局が入ったことから話が変わる。
1年ほど前に工場内で重症(骨折した)の社員が出たためで安全点検の管理などの名目で調査が入ったのだ。
だが名目はさておき査察後指導があったのは主に勤務時間だった。
特に12月の繁忙期の過剰残業が問題になった。結局不足とみなされた残業手当を支払うことになったわけだ。

しかし会社はこの指導に納得がいかなかったらしい。研修生としてきている中国人には支払ったが日本人には誰も支払われなかった。
さらに最悪なことに今後そういう指摘を受けないために(受けても余分に払わないために)給与体系を見直すと言い出した。

どう変わったかというと基本給と交通費以外の手当ての全てを固定残業にすると言い出したのだ。(ついでに基本給も年齢給と言い出して下げてきた)

例えば私の場合入社当初からついていた準備手当てと経理に転属したときについた業務手当の合計をちょっと減額して固定残業にされたのだ。
そして会社のいう固定残業時間が17時間、つまりそれ以上残業しなければ残業代は払いませんというわけだ。(私はそういわれたが別の事務員は仮にそれ以上残業があったとしても払わないと言われたそうだ…)
この通りにされると私は年間で5%所得が減ることになることが計算してみてわかった。

だから私は聞いてみた。
今までやってた掃除の時間や勤務時間後の30分分は残業になるのですか?と。
掃除のため勤務時間より30分前に出勤している。月20日としても10時間、それに後半の30分が加われば17時間以上は可能だと思ったからだが…答えはもちろんNO!(掃除なんてするのが当然のものだと鼻で笑われた。おかげで今までは30分前にきて掃除だったが今は1時間前に来なければならなくなった)
更にこれからの残業は先に許可をとったものだけで通常の業務が長引いて遅くなった分は認めないと言い出した。その表れとしてタイムカードが廃止され書面に勤務開始と終了時間を書き上司に判をもらうという形態になった。当然その時間は来た時間でも帰った時間でもないわけだ。
17時間どころか事実上残業というものは存在しなくなったことになる。

会社の売り上げが下がっているj現状もわかるため100歩譲ってまだ準備手当てがそういう風に変えられるのは仕方ないと思う。
しかし業務手当てまでそれに含まれるのは納得できないとごねてみた…だがもちろん通るはずも無い。このまま勤務するかやめるかの二者選択しかなかった。

今後も昇給の見通しが無いことも同時にはっきりしたので気分的には退社を選びたかった。しかし父からは反対を受けてしまった。辞めるには次を見つけてからにしろ、と。
この不景気でネット得られる転職情報にはなかなかいいものがない。通常勤務をしていてはハローワークに行くことさえできない。有給さえほとんど認めてくれない会社なので(3年勤めて病欠の1回しか認められなかった)これはなかなか厳しい条件だ。

しばらくはこのまま我慢しなければいけないのか、と思うと本当に気が滅入ってくる。
給与は下がるのに社会保険料は高くなる。控除はなくなり更には復興のための増税がとり立たされている。
未来に希望が持てないどころか絶望的に感じられる現状だ。

精神的疲労のためか胃腸を病み満足に食事も取れなくなっている。軽い欝症状になっているのも実感している。
一方で17時間の固定残業代を払っている、という名目からかここ数日別工場の手伝いを命じられ数時間工場で作業している。
この現状にいっそ死んじゃったほうが楽なんじゃないのか、と有名人の自殺の報を見ながらそんなことを思ってため息が止まらなくなっている。

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