昨日のこと・・・ゆらんゆらんと激しくはないが大きな横揺れを感じた。
かなり長く揺れたので一時事務所内の人間が外に避難することに。
しかしながら10分ほどすると治まったので再び事務所に戻って仕事をしていた。

東北の方で酷い被害、と言う情報がまもなく入りテレビをつけて情報を得ながら社内及び社外に出ている人員の無事を確認する。
しかし・・・県内はすぐに確認できたものの関東方面に出張した営業の安否がなかなか取れない。携帯電話がおそらくパニックしているのだろうというのはわかったが他に手段がないので数分おきにかけ直すこと1時間、4名の無事が確認された。
千葉方面にイベントでいっていた営業からは「揺れが凄くて立ってられなかった。近くで道路が陥没したり水道管が破裂したりしている」などと言う話を聞くと本当に大きな地震だったと実感する。
その間にもテレビは刻々と被害を伝えてくる。
中でも津波の映像は本当に怖ろしいと感じられた。

チリ津波の話など何度か聞いたことがあった。私の津波のイメージは高さのある大きな波がざっぶんと来るというものだったが、実際に映像を見てそれが間違いであることがよくわかった。
某局で解説していた方が「海がそのまま移動してくるようなもの」と表現されていたがその通りだと思う。

会社は2工場は地震のためそのまま終業。私の居る事務所とその下の工場だけはそのまま営業を続けた。
定時ちょっと過ぎに帰路についたが、家について10分ほどしてテレビから近くの幹線道路が通行止めになったと情報が流れてきた。
危なかった・・・あと20分会社を出るのが遅かったら帰り着かなくなるところだった・・・

全てのテレビが特番状態になりまだ余震が続くなか一夜が明けた。
今日は出勤日だったので朝から情報を見たがやはり道路は通行止めのまま。
しかし新幹線は通るような話を聞いたので東海道線は動いているのかも・・・といつもより1時間以上早く家を徒歩で出た。
通行止めの影響で足止めを食らっている車の列が延々と続く中、駅へ向かって20分ほど歩く。
実は私の住んでいるところの沿岸部は昨日の早い時点から避難勧告が出ている。しかしながらおそらく避難している家はないだろうと歩きながら思った。電気がついていたり普通に家の前で散歩や体操をしていたりする・・・つまり日常が展開されているのだ。
道の100mほど南はすぐ海という場所ながらこの辺りはまだ大丈夫という意識があるのだろうと思った。
昨日の映像では海から1.5キロ以上離れたところにも津波が押し寄せていたがその辺りで逃げ遅れた人たちの中にもそんな意識があったのかもしれないな・・・と少し寒気がした。
駅へ着いてみるとやはり運行の見通しは立たないという。駅もまた避難勧告地域内で説明してくれた駅員さんもやはり少し怖いようだった。

帰りは海に近い旧道から少し高い新道で帰ってきたが通行止めが解消されない以上車両の列は解消されないわけでこの人達はいつまでこうしているのだろうと本当に気の毒になった。どこかで時間をつぶすにもこの辺りにはその場所がない。西側にはもう出る手段がなく東側も脇道はある程度通れるが幹線道路はやはり通行止めなので荷物等の行き来は難しい。
この辺りってある意味陸の孤島状態なんだ・・・としみじみ感じながら家に戻った。

取りあえず上司に状況を連絡し本日は自宅待機と言うことになった。しかし余震が続き大津波警報が解除されない以上状況は変わらない。今のところ電気も水道も普通に通っているので問題ないが長期にわたるとどうなるだろうと不安も感じる。
実際被害に遭っている地域から比べればなんてことない不安かもしれないがそれでも一刻も早く状況が改善して欲しいと願わずにいられない。

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