装飾系男子が愛を謳う
2010年10月10日 ALFEE コメント (1)初めてALFEEのコンサートを見たのは1993年、メンバーがもうすぐ40歳になる頃だった。
高音域のパートを受け持つ高見沢氏が秋ツアーを重ね冬のアリーナ会場の頃には高音が出せなくなり喉をつぶしたようながなり声で歌うのを聞いて、『こんな歌い方をしていたらいずれ声が出せなくなるぞ』と感じたことをよく覚えている。
それから早15年以上、年齢のせいか歌い方が悪かったせいか数年前から高見沢氏は高音難しくなり音のズレも大きくなってきた。対して歌い方はよりがなり気味になりこれはこれで仕方がないなと思うしかなかった。
しかし近年高見沢氏以上に気になっているのが桜井氏の声だ。一昨年のツアー位からキーが下がり気味になり、高音が苦しくかすれるようになってきた。年齢が上がれば声帯が衰える、それはある意味で仕方のないことだ。しかし・・・桜井氏にはこれは致命的な問題となる。
高見沢氏は元々歌のうまさが魅力の人ではない。彼は『高見沢俊彦』であることに価値がある人だ。だからこそ歌が下手でも音が割れてもCDが出せるしライブも出来る。正しく上手く歌う歌を求められる歌手ではなく、あくまで彼は『高見沢俊彦らしさ』を魅せる事が出来れば許される存在だ。
一方桜井氏の魅力はその歌声だ。ライブではキャラのおもしろさも魅力の一端であるが、彼の存在意義はなんと言ってもその美声から作られる心地よい歌声が真っ先にある。声帯が衰え高見沢氏のように音が割れるようになったら・・・彼の魅力は半減などという問題ではなくなってしまう。
今年の春ツアーは1本しか行かなかったが、その声はかなり深刻そうだった。高音を歌う時にとても慎重でそれでも掠れるシーンが幾つもあった。これは本格的にまずいんじゃないか・・・というのが一番の春ツアーの感想だった。
だから、今回はどうだろう・・・というのが秋ツアーの始まる前の一番の心配事だった。
冒頭の3曲の内の2曲が桜井氏の歌う歌だった。キーが下がっていたかはあまり新しいアルバムを聴いていないのでわからない。が、かなりギリギリだった。高音の場面が喉が開ききらない、割れる寸前のように感じた。
やはり桜井氏の声は衰えてしまったのか、とひやひやしながら聞いていた。
ところが・・・その後にMCがあり、坂崎氏につられわりと桜井氏も大きな声をだしたせいか、その後に続いた曲達はそれまでの3曲に比べずっとスムーズに声が出るようになった気がした。
・・・もしかしてコンサート前のウォームアップが足りなかったんじゃ?
そんな事を思わせるような安定感を感じさせた。
まぁリバティーベルとか高音が続く曲のコーラスはセーブ気味だったけど、この位だったらまだしばらくは大丈夫かな?と一安心した。
しかし・・・そんな心配をしながらライブを見ていてふと思ってしまったことがある。
それは、ALFEEが無くなるのは3人の誰かがいなくなる時だと思っていたけど、実際には桜井氏がALFEEのオリジナル曲を歌えなくなる時なのかもしれない、と。
そう思ったら今日聞いているこの歌声がとても貴重なのかもしれないとなんだか切なく思えてしまった。
それ以外の感想を上げると、セットリスト自体は春ツアーよりずっと良かった。新しめの曲が比較的多かったがなんだかずっと楽しめた。わりとアニメソングが多かったなと後から思ったりした。
あとは今回高見沢氏に引きずり系の衣装がないので踏んだり転んだりする心配が無く安心して見れた。ソロはともかくALFEEだったらあのくらいの派手さで十分ではないかと。ラストのヒョウ柄のスーツが帽子も似合って意外に好感。ちょっと魔法使いっぽかったけどね。
本日のタイトルは高見沢氏のMCから。
『雑誌とか見てると優しい人が良いってあるけど、優しいってなんだよ。草食系ってなんだよ!俺は装飾系だけさ(笑)
優しさも必要かもしれないけどその倍は強さが必要なんだよ。生き抜くためにさ!』
というような内容に妙に納得してしまった。あの裏地が金の衣装を着ながら言うところが流石ですね。
次は武道館。今回は楽しみに待てそう。年末まで体調に気をつけで頑張って欲しい物です。
高音域のパートを受け持つ高見沢氏が秋ツアーを重ね冬のアリーナ会場の頃には高音が出せなくなり喉をつぶしたようながなり声で歌うのを聞いて、『こんな歌い方をしていたらいずれ声が出せなくなるぞ』と感じたことをよく覚えている。
それから早15年以上、年齢のせいか歌い方が悪かったせいか数年前から高見沢氏は高音難しくなり音のズレも大きくなってきた。対して歌い方はよりがなり気味になりこれはこれで仕方がないなと思うしかなかった。
しかし近年高見沢氏以上に気になっているのが桜井氏の声だ。一昨年のツアー位からキーが下がり気味になり、高音が苦しくかすれるようになってきた。年齢が上がれば声帯が衰える、それはある意味で仕方のないことだ。しかし・・・桜井氏にはこれは致命的な問題となる。
高見沢氏は元々歌のうまさが魅力の人ではない。彼は『高見沢俊彦』であることに価値がある人だ。だからこそ歌が下手でも音が割れてもCDが出せるしライブも出来る。正しく上手く歌う歌を求められる歌手ではなく、あくまで彼は『高見沢俊彦らしさ』を魅せる事が出来れば許される存在だ。
一方桜井氏の魅力はその歌声だ。ライブではキャラのおもしろさも魅力の一端であるが、彼の存在意義はなんと言ってもその美声から作られる心地よい歌声が真っ先にある。声帯が衰え高見沢氏のように音が割れるようになったら・・・彼の魅力は半減などという問題ではなくなってしまう。
今年の春ツアーは1本しか行かなかったが、その声はかなり深刻そうだった。高音を歌う時にとても慎重でそれでも掠れるシーンが幾つもあった。これは本格的にまずいんじゃないか・・・というのが一番の春ツアーの感想だった。
だから、今回はどうだろう・・・というのが秋ツアーの始まる前の一番の心配事だった。
冒頭の3曲の内の2曲が桜井氏の歌う歌だった。キーが下がっていたかはあまり新しいアルバムを聴いていないのでわからない。が、かなりギリギリだった。高音の場面が喉が開ききらない、割れる寸前のように感じた。
やはり桜井氏の声は衰えてしまったのか、とひやひやしながら聞いていた。
ところが・・・その後にMCがあり、坂崎氏につられわりと桜井氏も大きな声をだしたせいか、その後に続いた曲達はそれまでの3曲に比べずっとスムーズに声が出るようになった気がした。
・・・もしかしてコンサート前のウォームアップが足りなかったんじゃ?
そんな事を思わせるような安定感を感じさせた。
まぁリバティーベルとか高音が続く曲のコーラスはセーブ気味だったけど、この位だったらまだしばらくは大丈夫かな?と一安心した。
しかし・・・そんな心配をしながらライブを見ていてふと思ってしまったことがある。
それは、ALFEEが無くなるのは3人の誰かがいなくなる時だと思っていたけど、実際には桜井氏がALFEEのオリジナル曲を歌えなくなる時なのかもしれない、と。
そう思ったら今日聞いているこの歌声がとても貴重なのかもしれないとなんだか切なく思えてしまった。
それ以外の感想を上げると、セットリスト自体は春ツアーよりずっと良かった。新しめの曲が比較的多かったがなんだかずっと楽しめた。わりとアニメソングが多かったなと後から思ったりした。
あとは今回高見沢氏に引きずり系の衣装がないので踏んだり転んだりする心配が無く安心して見れた。ソロはともかくALFEEだったらあのくらいの派手さで十分ではないかと。ラストのヒョウ柄のスーツが帽子も似合って意外に好感。ちょっと魔法使いっぽかったけどね。
本日のタイトルは高見沢氏のMCから。
『雑誌とか見てると優しい人が良いってあるけど、優しいってなんだよ。草食系ってなんだよ!俺は装飾系だけさ(笑)
優しさも必要かもしれないけどその倍は強さが必要なんだよ。生き抜くためにさ!』
というような内容に妙に納得してしまった。あの裏地が金の衣装を着ながら言うところが流石ですね。
次は武道館。今回は楽しみに待てそう。年末まで体調に気をつけで頑張って欲しい物です。
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