意外な盲点

2010年1月8日 雑記
事務所の備品管理は一番新人の仕事だ。
しかし今年入った新人はそれを怠りがちで気がついたら無かったということをすでに何度も起こしている。一応それが仕事であるので表立って手を出す事はしないが、いきなり足りなくなっても困るので他の事務員がさりげなくフォローしている。だからここ数ヶ月は品切れを起こしていなかった。

しかしながら今日久しぶりに備品が足りなくなった。しかも最悪なことにどうしてもそれを使用しなければならない状態で・・・

足りなくなったのはコーヒーフィルターだった。毎朝来客用にコーヒーを落とすのだが、それを上回る量が必要になり急遽落とし直そうとしたがフィルターが無いことに気がついたのだ。
どこかにしまってあるのか確かめようとしても当の本人はいつの間にか席を外してしまって姿が見えない。仕方なくその場はスティックタイプのコーヒーで代用することに。あまりお客を待たせる訳にもいかず緊迫した時間だった。

最後の1枚を使っておきながら無くなったことに気がつかない新人に腹も立った。しかしよくあることで今更過ぎてしまったことをくどくど言いたくない。
更に言えばコーヒーフィルターについては事務員の誰も無くなることのある消耗品とは思っていなかったという事情もあった。

そもそもコーヒーフィルターは購入して利用する備品ではない。というのはコーヒー豆は大手コーヒー業者から購入しているのだがこれを買うとフィルターは勝手について来るのだ。だから在庫を確認するのは事務員ではなく豆を置いていく業者だった。

その担当が変わったのがつい1月半くらい前のことだった。思い返せば前の担当者の時はなんでこんなにフィルターを置いていくんだろうと思うくらいいつも戸棚の中にたくさん入っていた。コーヒーを使い終わってさえ封を開けていないフィルターの束が2つ程残ったのだ。
しかしながら新しい担当さんはそういう人ではなかったらしい。あまり接点がなかったのでそのことに気がつかなかった&新人がそう言うことに気が回る人間ではなかったと言うことが今回の事態を引き起こしたのだ。

取りあえず業者に至急フィルターを持って来てもらうよう頼んだところ1時間もしないうちに汗だくで担当さんがフィルターをいつもの倍くらい持って来た。こういう部分は我が会社の新人とは違うなぁと感心した。
無料の備品だけを急ぎで持って来たのは申し訳なくコーヒーも1箱購入することにした。あの慌てようならたぶんこれからはもう少し多めに置いていってくれるだろう。新しく変わったばかりでまだ事情が理解できていなかったのかもしれない。

普段当たり前にある日常というものは実は当たり前ではないという当然なことを改めて思い知った出来事でした。

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