年に1度のタカラヅカスペシャルに初めて行った。
静岡から片道6時間、往復で12時間18切符だから行く事が出来る距離だ。
会場は梅田芸術劇場、1年前カラマーゾフの兄弟を見た会場だ。
JRの大阪駅から歩いて10数分で付く会場のはずだが前回は道に迷って25分ほどかかった。その為今回は駅を出る前に方角を確かめることにした。
ところが大阪駅の改札で女性係員に「梅田駅はどこですか?」と尋ねると「どこの梅田駅ですか?」と逆に聞き返された。困るのはこちらである。梅田駅が幾つもあるなんて思いもよらない。とっさのことで阪急鉄道の名前も出てこない。
後に人が並んでいるため焦って出てきた言葉は「梅田はどの方角ですか?」という更に曖昧な問いかけ。それに返ってきた答えは「ここが梅田です」となんとも素っ気ないものだった。
大阪に詳しい人ならばその答えは正しいと思うかもしれない。でも年に1度来るか来ないかの遠方者にとってはそんな言い方はないだろうと当惑するだけだ。
仕方なくその女性にそれ以上問いかけることは諦め駅の掲示物を探す事にする。数メートル先に地図を見つけ取りあえず阪急鉄道側に進むことが出来た。
ところが問題はそこからだった。歩きに歩き回り道を尋ねた人は10人以上何とか会場前にたどり着いたのは開演10分前を過ぎていた。35分以上かかった計算になる。なんとも無駄な労力を必要としたものだ。寒さを予測して厚着をしていった為もあるが着いた時には汗だくだった。
それでも幕が上がったら楽しかった。こういったイベントものは初めてだったし今年は雪組しか見てなかったから他の組を見れたことも良かった。通路席だったので横を色んなジェンヌが通っていくのも嬉しかった。
宝塚に比べ舞台が狭い上オーケストラが舞台上にいるので階段を使う以外は横切ることしか無い単調な舞台構成で多少もったいなさを感じたことと娘トップが皆かなり下級生な為衣装はトップだが扱いが軽いというか単調(トップの後から出てくるとか3人まとめての扱いが多かった)なのが残念だった気がする。
心情的にはもう宝塚歌劇への気持ちは冷めている。
だからこういうイベントを見るのもこれが最初で最後だなと思うと何となく感傷的になる。特にゆみこさんをセンターにしたボレロの時に強く感じた。ゆみこさんの隣が大抵テル君だったのも感慨深かった。
2時間の公演を見て再び大阪駅へ。帰りは迷わない、それは前回も同じだ。方角がわかることと駅への案内板はたくさんあるからわかりやすい。
劇場に対してももう少し駅のわかりやすいところに表示すればいいのに・・・と前回来た時と同じ感想を持ちながら大阪駅に帰り着いた。
6時間以上電車に乗るわけだからおにぎりでも買うか、と構内の店に入り物色する。
するとおにぎりにあまり見かけないことが書いてあるのに気がついた。『味付け海苔使用』の文字だ。
ちょっと前に某テレビ番組で大阪ではおにぎりに味付け海苔を使う事が多いと見た記憶がありこれがそうか~と一瞬感心したのだが次の瞬間には戸惑ってしまった。私が食べるおにぎりの全てが『味付け海苔使用』の文字があるような気がしたからだ。まさかこれだけしかないって事はないだろうと店員さんに「味付け海苔じゃないおにぎりはどこですか?」と尋ねると男性店員は変なものを見たような目つきをした。次いで「そんなものは置いていません」とぶっきらぼうに答える。これには流石に驚いた。
町中のコンビニならそれは仕方ないと思ったが、そこはターミナル駅の構内だ。ここを利用する客は大阪以外の人も多いはずだ。だったらそれ以外の地域の人向けのおにぎりがあってもおかしくないだろうと思ったのだが実際はそうではないのだ。
所変われば変わる常識はあると言うことで通常の海苔のおにぎりを買うのは諦めたが結局味付けのも買わなかった。お手ふきを持っていないのでべたべたする味付け海苔のおにぎりは困るだろうと考えたからだ。
宝塚歌劇に対する気持ちが冷めていることも手伝って帰りの電車で窓の外を見ながらぼんやり感じていたのは関西の雰囲気というか風土は私になじまないなぁというものだった。
一応3月の大劇場公演は押さえてはいるが今後もうそれほどこちらの地域には来ることはないだろうと予感めいた思いが帰路につく私を包んでいた。
静岡から片道6時間、往復で12時間18切符だから行く事が出来る距離だ。
会場は梅田芸術劇場、1年前カラマーゾフの兄弟を見た会場だ。
JRの大阪駅から歩いて10数分で付く会場のはずだが前回は道に迷って25分ほどかかった。その為今回は駅を出る前に方角を確かめることにした。
ところが大阪駅の改札で女性係員に「梅田駅はどこですか?」と尋ねると「どこの梅田駅ですか?」と逆に聞き返された。困るのはこちらである。梅田駅が幾つもあるなんて思いもよらない。とっさのことで阪急鉄道の名前も出てこない。
後に人が並んでいるため焦って出てきた言葉は「梅田はどの方角ですか?」という更に曖昧な問いかけ。それに返ってきた答えは「ここが梅田です」となんとも素っ気ないものだった。
大阪に詳しい人ならばその答えは正しいと思うかもしれない。でも年に1度来るか来ないかの遠方者にとってはそんな言い方はないだろうと当惑するだけだ。
仕方なくその女性にそれ以上問いかけることは諦め駅の掲示物を探す事にする。数メートル先に地図を見つけ取りあえず阪急鉄道側に進むことが出来た。
ところが問題はそこからだった。歩きに歩き回り道を尋ねた人は10人以上何とか会場前にたどり着いたのは開演10分前を過ぎていた。35分以上かかった計算になる。なんとも無駄な労力を必要としたものだ。寒さを予測して厚着をしていった為もあるが着いた時には汗だくだった。
それでも幕が上がったら楽しかった。こういったイベントものは初めてだったし今年は雪組しか見てなかったから他の組を見れたことも良かった。通路席だったので横を色んなジェンヌが通っていくのも嬉しかった。
宝塚に比べ舞台が狭い上オーケストラが舞台上にいるので階段を使う以外は横切ることしか無い単調な舞台構成で多少もったいなさを感じたことと娘トップが皆かなり下級生な為衣装はトップだが扱いが軽いというか単調(トップの後から出てくるとか3人まとめての扱いが多かった)なのが残念だった気がする。
心情的にはもう宝塚歌劇への気持ちは冷めている。
だからこういうイベントを見るのもこれが最初で最後だなと思うと何となく感傷的になる。特にゆみこさんをセンターにしたボレロの時に強く感じた。ゆみこさんの隣が大抵テル君だったのも感慨深かった。
2時間の公演を見て再び大阪駅へ。帰りは迷わない、それは前回も同じだ。方角がわかることと駅への案内板はたくさんあるからわかりやすい。
劇場に対してももう少し駅のわかりやすいところに表示すればいいのに・・・と前回来た時と同じ感想を持ちながら大阪駅に帰り着いた。
6時間以上電車に乗るわけだからおにぎりでも買うか、と構内の店に入り物色する。
するとおにぎりにあまり見かけないことが書いてあるのに気がついた。『味付け海苔使用』の文字だ。
ちょっと前に某テレビ番組で大阪ではおにぎりに味付け海苔を使う事が多いと見た記憶がありこれがそうか~と一瞬感心したのだが次の瞬間には戸惑ってしまった。私が食べるおにぎりの全てが『味付け海苔使用』の文字があるような気がしたからだ。まさかこれだけしかないって事はないだろうと店員さんに「味付け海苔じゃないおにぎりはどこですか?」と尋ねると男性店員は変なものを見たような目つきをした。次いで「そんなものは置いていません」とぶっきらぼうに答える。これには流石に驚いた。
町中のコンビニならそれは仕方ないと思ったが、そこはターミナル駅の構内だ。ここを利用する客は大阪以外の人も多いはずだ。だったらそれ以外の地域の人向けのおにぎりがあってもおかしくないだろうと思ったのだが実際はそうではないのだ。
所変われば変わる常識はあると言うことで通常の海苔のおにぎりを買うのは諦めたが結局味付けのも買わなかった。お手ふきを持っていないのでべたべたする味付け海苔のおにぎりは困るだろうと考えたからだ。
宝塚歌劇に対する気持ちが冷めていることも手伝って帰りの電車で窓の外を見ながらぼんやり感じていたのは関西の雰囲気というか風土は私になじまないなぁというものだった。
一応3月の大劇場公演は押さえてはいるが今後もうそれほどこちらの地域には来ることはないだろうと予感めいた思いが帰路につく私を包んでいた。
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