大雨&風の大荒れで忘年会が思いやられた朝だったが、午前の仕事が終わる頃には天候もすっかり回復。思ったほどの寒さもなく良い陽気になった。
ホテルのバスに乗って会場に着いたのは2時前。忘年会は4時からでそれまでは自由行動なのでまず海岸に出た。天女の羽衣で知られる三保の砂浜だ。
ここに来たのはほぼ1年ぶり、年始に東照宮に初詣に来た帰りに立ち寄った以来だ。あの時はとても風が強く浜に出ると砂が目に入って辛かった。
しかし今日は雨の後なので多少海が荒れ海水の色が悪いくらいで風は殆ど無く海辺に立っても寒さは感じなかった。
この浜にあるのが有名な羽衣の松である。元々の松はすでに無く今あるのは二代目だか三代目に当たるものだ。海辺に近いのでどの松も幹の太さの割に高さが無く横に這っている。
今は観光シーズンでないので多少うら寂しさがあるがどことなく厳かな雰囲気があって悪くない風景だ。
そして砂浜である。今日私が立ち寄った時は正月に来た時よりも潮が高かった。正月は引き潮の時であったので波打ち際の石の大群にひどく悲しい印象があったが、今回はその石群に際くらいまで波が打ち寄せていたので多少ましに見えた。
聞くところによると三保の海岸は潮の流れが随分前から悪くなり砂浜の面積が減りつつあるらしい。そして波に打ち寄せられる砂利が帯のような地層を作り出している。石の道の上に立つと角のない滑らかな石以外何もない、全く砂浜とは呼べない状態だ。
近年清水港の拡張工事が積極的に進められている。あるいはこの影響もあるのかもしれない。砂浜は波の打ち寄せる石の道の上にしかなくもしかしたらいずれ無くなってしまうのかもと思わせる。何となく寂しい光景だ。
もっともこの減少はこの場所だけではないらしい。ビーチバレー関係の協会では世界中でいずれ大会を開くことが困難になる場所が増えているという警告を随分前からしているらしい。
人間による開発やあるいは温暖化など様々な要因があるのだろう。一度進み始めたものは逆に回すことは難しいのは歴史の至る所で見られる現象だ。
伝承の歴史を受け継ぐものが失われる事は悲しいものであるが、時代の流れというものも生きている中で存在することをすでに知っている。
失われてゆく過程をこの先見ていくことになるのかもしれないと思って見渡すともの侘びしさが更に増してくる。
そうならないことも祈りつつ、石の道の上で轟音を立てて打ち寄せる波をしばらくの間見続けていた。
ホテルのバスに乗って会場に着いたのは2時前。忘年会は4時からでそれまでは自由行動なのでまず海岸に出た。天女の羽衣で知られる三保の砂浜だ。
ここに来たのはほぼ1年ぶり、年始に東照宮に初詣に来た帰りに立ち寄った以来だ。あの時はとても風が強く浜に出ると砂が目に入って辛かった。
しかし今日は雨の後なので多少海が荒れ海水の色が悪いくらいで風は殆ど無く海辺に立っても寒さは感じなかった。
この浜にあるのが有名な羽衣の松である。元々の松はすでに無く今あるのは二代目だか三代目に当たるものだ。海辺に近いのでどの松も幹の太さの割に高さが無く横に這っている。
今は観光シーズンでないので多少うら寂しさがあるがどことなく厳かな雰囲気があって悪くない風景だ。
そして砂浜である。今日私が立ち寄った時は正月に来た時よりも潮が高かった。正月は引き潮の時であったので波打ち際の石の大群にひどく悲しい印象があったが、今回はその石群に際くらいまで波が打ち寄せていたので多少ましに見えた。
聞くところによると三保の海岸は潮の流れが随分前から悪くなり砂浜の面積が減りつつあるらしい。そして波に打ち寄せられる砂利が帯のような地層を作り出している。石の道の上に立つと角のない滑らかな石以外何もない、全く砂浜とは呼べない状態だ。
近年清水港の拡張工事が積極的に進められている。あるいはこの影響もあるのかもしれない。砂浜は波の打ち寄せる石の道の上にしかなくもしかしたらいずれ無くなってしまうのかもと思わせる。何となく寂しい光景だ。
もっともこの減少はこの場所だけではないらしい。ビーチバレー関係の協会では世界中でいずれ大会を開くことが困難になる場所が増えているという警告を随分前からしているらしい。
人間による開発やあるいは温暖化など様々な要因があるのだろう。一度進み始めたものは逆に回すことは難しいのは歴史の至る所で見られる現象だ。
伝承の歴史を受け継ぐものが失われる事は悲しいものであるが、時代の流れというものも生きている中で存在することをすでに知っている。
失われてゆく過程をこの先見ていくことになるのかもしれないと思って見渡すともの侘びしさが更に増してくる。
そうならないことも祈りつつ、石の道の上で轟音を立てて打ち寄せる波をしばらくの間見続けていた。
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