ピアノコンサートを見てきた。
といっても大がかりなものでなくいわゆるピアノ教室の発表会だ。姪が登場していると言うことで両親と見に行った。
プログラムを見ると1部2部があって40名ほどが登場するらしい。美術館の横に作られた小ホールが会場だった。

1部は主に子供たち。ピアノを始めたばかりの学齢前の子から中学生位までが19人、最後が先生たちの連弾だった。

姪は2番目に登場した。まだ習い始めてそれほど経っていないのだろうとにかく音が弱くてピアノを叩いている感じが全くしなかった。しかし姿勢と挨拶はその後出てくる年配の子達よりもとても良かった。これから続けていけばピアノは上手くなるだろうからまず良い出来ではなかったのだろうか?

結局1部の20曲を聴いて私たちは帰ってしまったのだが、ピアノの(エレクトーンもあったが)発表会にしてはどの子もみんなリズム感がないのが気になった。覚えた音符を引いていこうという意識が強すぎるのかテンポとか音の強弱とか全く関係ない。時々指を間違えると自分がどこを引いていたのかわからなくなってしまったのか手が震える子までいた。

子供だからなのかみな演奏する時譜面を見ていない、持って来ても居なかった。練習で諳んじた通りに弾こうとしているようだが緊張していれば上手く指が動かないこともある。リズムよりただ覚えた音を進んでゆく演奏の仕方がテンポや曲調をないがしろにしているのでは?と感じてしまった。
譜面を見ながら弾いているのであればたとえ間違っても自分の演奏を見失うこともないし、そもそも鍵盤ばかりを見つめずに曲をもう少し感じながら奏でることが出来るのではないかと思えた。

もう少し大きな子達はまた違うのであったかもしれないが、あまりにもただ演奏することに必死になっている小さな子供達が少しかわいそうだった。音楽はもう少し楽しい物だと間違っても失敗しても構わないのだと教えてあげられたらいいのにと演奏後の挨拶で顔を上げることも出来ない子供の姿に同情の念を抱いてしまった。

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